当院ではクリニック開設以来、患者さんと同じ目線に立った診療を心がけております。
ひとりひとりの患者さんに必要な検査や治療を施し、不要な検査や治療を極力削り、患者さんへの身体的のみならず経済的な負担を減らすことが患者さんの立場に立った診療と言えるのではないでしょうか。
日本は国民皆保険制度があることから世界の中でも最も医療へのアクセスがしやすい国と言えます。ただその一方で過剰な検査、治療が昨今目立ってきているのも事実です。
一例を挙げるならば、胃が痛くてクリニックを受診した場合に全ての患者さんが胃カメラの検査を受ける必要があるのでしょうか。
胃が痛い時に一番心配になるのは胃癌だと思いますが、20年以上前と現在は大きく状況が変わりました。一部の例外を除いて胃癌にはピロリ菌感染が関与していますが、20年前と比較し若年者を中心に現在ではピロリ菌の感染率は大きく低下しています。
70歳代のピロリ菌の既または現感染率は合わせて約70%にのぼりますが、30歳未満のピロリ菌感染率は7%に満たない状況まで改善したという報告があります。20歳代ではさらに感染率は低下します。従って胃痛で受診した高齢者の患者さんに胃カメラを勧めることは理にかなっておりますが、20代の患者さんがいきなり胃カメラ検査を受けるのは過剰と言えます。不安が強い場合には不安を取り除くという目的も併せて若年の方でも胃カメラ検査をうけることに異論はありません。
しかし若年の患者さんには、まずは身体的にも経済的にも患者さんに負担の少ない内服治療をお勧めしそれでも症状が改善しないときに胃カメラをしても決して遅いことはありません。当院ではこのような過剰といえる検査や治療をお勧めすることはありません。
また、当院では院内処方を中心として診療を行っております。
現在はクリニック側の院内処方に伴う煩雑さや負担を嫌いほとんどの医療機関が院外処方(処方箋を持って調剤薬局で薬をもらうこと)を採用しております。
体調が悪くクリニックを受診した際に診療後に薬局へ移動してさらに処方を待つことは患者さんの身体的な負担になることは容易に想像できるでしょう。
また、院内処方より院外処方が割高になり経済的負担が増えることをご存じの方は少ないのではないのでしょうか。
ワンストップで診療が完結する院内処方は患者さんの身体的な負担を軽減できるだけではなく処方費用も節約できます。
当院では患者さんの立場に立った医療を実践するため、開設時より院内処方を継続して実施しております。
診療時間 | 月 | 火 | 水 | 木 | 金 | 土 | 日・祝 |
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9:00 - 12:00 (受付は11:50まで) |
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